なぜMCIコンサルトドックなのか?

アルツハイマー病の新しい治療薬が2種類使用できるようになりましたが、これらの薬はMCI(軽度認知障害)と軽度認知症患者にしか使うことができません。そのためにも症状が悪化する前に病気を発見することが重要であり、軽微な変化を察知して新規治療薬に結びつけることが本プログラムの目的です。

また、早期発見することにより以下のメリットがあります。
①認知症以外の病気が発見できる
②早期から治療を始めることで悪化を遅延させることが可能になり、今と変わらない生活がおくれる期間を延長することが可能になる。
③将来に向けて、今後の治療について自己決定ができる。

認知症を「不治の病」と恐れる前に、当ドックを活用し、「予防と治療」に導くことで長寿時代をいつまでも自分らしく生活できるお手伝いができれば幸いです。

 

MCIコンサルトドックの独自性について

認知機能検査:アルツハイマー病の早期には記憶が低下すると言われています。記憶障害の全くない方は新規治療薬の適応にならないかもしれません。当ドックでは記憶障害に特化した認知機能検査を心がけています。

① 脳の健康度チェック「のうKNOWⓇ」
脳の健康度チェック「のうKNOW®」はブレインパフォーマンス(脳の健康度)のセルフチェックツールです。トランプカードを使ったゲーム感覚の4つのチェックで「記憶する」「考える」「判断する」などの脳のパフォーマンスをチェックできます。テスト結果では同年齢の平均と比べた、脳の健康度を確認できます。定期的にチェックすることで、以前の結果と比較することも可能です。

② 高齢者の運転免許更新時認知機能検査を導入
 高齢者運転免許更新時の認知機能検査を基に、当システム独自に開発しました。近時記憶の低下を客観的に判断するために受検していただきます。検査結果の評価は検査時の状況を判断しますので、結果が思わしくなくても気になさらないで下さい。

臨床心理士・公認心理師面談:当ドックでは、認知症診療に十分な経験を有した(当システムの基準を満たした)臨床心理士・公認心理師が面接に当たります。

面接では、MCIコンサルトドックを受けてみようと思った経緯から、日常の様子、今の心情について伺います。ご自身 (または周囲の方) が気付くわずかな変化を感じてご利用される方が多いかと思います。
早期発見が重要であることはわかっていても、病気と診断された際の不安や戸惑い、病気への恐怖、周囲との隔たりを覚え、検査を受けることをためらう方もいらっしゃることでしょう。そのような心情や、なかなか気楽には周囲に話せないようなお話を臨床心理士・公認心理師が伺います。

MRI検査:メディカルスキャニング(最新鋭のMRI・CTを使った画像検査・診断を行うクリニック)と連携しています。
お住まいや職場の近くのクリニックでMRIを予約、撮像できます。

① 脳ドックとして:検査の結果は、放射線科専門医の読影がなされており、その結果を当ドックの診断医がわかりやすく解説し報告します。
② MRI-TAISEKI:近時記憶に関連する脳萎縮に関しては、日本テクトシステムズの「MRI-TAISEKI」を使用して解析します。このシステムでは同年齢の健常者と比べて、海馬の萎縮の程度、その他の脳部位の萎縮の評価も可能です。再検査の方は、以前の結果と比べることが可能で、どの部位が萎縮してきたかを判定することができます。

医師面談:認知症専門医が検査結果、心理師面談の結果をもとに現状の状況を判定しご説明します。

軽度認知障害、軽度認知症が疑われる場合は、新規治療薬の治療を目的として、診療情報提供書をレケンビ導入医療機関宛に作成いたします(別料金)。

 

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